イサナブルーイング

ご依頼の背景
イサナブルーイングは、東京都昭島市にあるクラフトビールブルワリーです。地域の水や素材、人との出会いを大切にしながら、常に新しい味や体験への挑戦を続けています。本プロジェクトは、開店準備の時期にスタートしました。これから地域に根ざし、長く愛されるお店として育っていくために、ロゴだけでなく、ブランドの考え方や世界観を整理するところからブランディングデザインをご依頼いただきました。
リサーチと分析
制作にあたっては、事業計画書とヒアリングをもとに、イサナブルーイングが持つ価値を整理しました。クラフトビール、昭島の水、地域初の小規模醸造所兼焙煎所、店主の技術や研究心、地域のハブとしての役割などを読み解き、本質的価値・情緒性・機能性・社会性・世界観などに分類。さらに、誰に何を届けるブランドなのかを構造化し、ロゴやVIの判断基準となる言葉を抽出していきました。

コンセプトをつくる
分析から導き出したデザインコンセプトは、「FACTORY & LABORATORY」です。昭島の水、素材、人との出会いによって生まれる化学反応を日々研究し、感動と驚きで人を笑顔にする“苦い飲み物”をつくり続ける場所。そんな真面目な探究心と遊び心を併せ持つ「大人の実験室」として、イサナブルーイングの世界観を言語化しました。あわせて、「クラフトビールらしさ」「昭島らしさ」「醸造所・研究所らしさ」「親近感と遊び心」などを、デザインの基準として整理しました。

かたちにする
ロゴマークは、クラフトビールの製造タンクと、昭島市の歴史に由来するアキシマクジラを組み合わせて構成しました。角ばった書体や黒と鮮やかなイエローの配色によって、工場や研究所を思わせるインダストリアルな印象を表現。さらに、水滴や泡、ホップ、グラス、道具などの要素を展開し、ショップツールやパターンにも広げられるVIとして設計しました。ロゴ単体ではなく、お店全体の体験に広がるブランドアイデンティティを目指しています。

伝えていく
完成したロゴとVIは、店舗サイン、ショップカード、メニュー、Tシャツ、コースター、Webサイト、SNSなど、さまざまな接点へ展開できるように設計しました。印象的なパターンやカラーを活用することで、開店前からブランドの世界観を伝え、地域の人やビール好きの記憶に残るデザインを目指しています。それから8年、イサナブルーイングは地域に愛される人気店へと成長。ブランドの核である「探究心と遊び心」は、今もお店の魅力として育ち続けています。






プロジェクト概要
クライアント
イサナブルーイング合同会社
業種
飲食店
期間
約6ヶ月
納品
ブランドコンセプト、企業ロゴ、店舗ロゴ、Webサイト、店舗サイン、ショップカード、メニュー表、グッズ